3ページ目を御覧ください。10、
お客様アンケート調査について、(1)年代、(2)性別、(3)
祝祭テラスを知ったきっかけ、(4)飲食・
物販店舗の
満足度、(5)飲食・
物販店舗があることでの魅力が向上したと思うかの項目について記載しております。
最後になりますが、11、まとめの
中段部分を御覧ください。このような中、さらなる
サービスの向上と
利活用の推進に向け、
社会実験として本
事業を実施しており、調査結果により、
イベントのない日の
来場者が増加し、
店舗について高い
満足度が得られ、
広場の魅力が向上することが確認されました。今後については、
利用者へのさらなる
サービスの向上と
利活用を推進するため、
指定管理者制度等の
民間活力の導入も視野に入れた
管理運営体制の検討を行うこととしております。
○
田島委員長
ただいまの
執行部の説明及び資料について、
委員の
皆さんから
質問等はありませんか。
○
橋本委員
先ほど
アンケート調査等の説明がありましたが、今後の
広場の
利活用というのは、
イベント開催のことなのか、
広場の
使い方のことなのか。どちらか分かれば教えてください。
○
武安まちなみ企画課長
この
アンケート調査時にそばでお聞きした限りでは、
イベント開催の
期待感を持たれている方が多くいらっしゃると感じております。
○
田島委員長
ほかに
質問等はありませんか。
○
福間委員
祝祭の
広場管理運営あり方検討会議からの意見は、どのような意見がこれまで出されましたか。また、お
部屋ラボ祝祭の
広場の
供用開始からこれまでの
維持管理費等の
各種経費について資料があれば、提供をお願いします。
○
武安まちなみ企画課長
祝祭の
広場管理運営あり方検討会議からの意見としましては、現在の
広場の使われ方や
利用状況について我々が説明させていただく中で、もう少しこういった工夫が必要ではないかという観点から、今回頂いている意見として、
イベントの開催がない日の
来場者等が少ない傾向にあるので、その部分を補うために、例えばこういう
店舗設置などを検討してみてはどうかという意見を頂いております。その意見を基に、今回の
社会実験を実施している状況でございます。
また、
広場の
維持管理費に係る
項目別の経費につきましては、後ほど資料を提供させていただきます。
○
福間委員
先ほど説明のあった意見のみではなく、全体的にどういう意見が出されているのか教えてください。
○
武安まちなみ企画課長
祝祭の
広場管理運営あり方検討会議につきましては、例えば、
情報発信が足りてないように感じるとか、貸出しをされる方への
サービスの向上を目指すとか、日常的なデザインといいますか、椅子やベンチ、
植栽等を配置しておりますが、そういう
レイアウト等も工夫してもっと集客に向けた取組を行ったほうがいいのではないか、そういった御意見をいただいております。
○
福間委員
ただいま紹介いただいたものも含めて、
祝祭の
広場管理運営あり方検討会議で出された
意見全般について
資料提供をお願いします。
○
田島委員長
ほかに
質問等はありませんか。
○
野尻委員
お
部屋ラボ祝祭の
広場の費用対効果に関する説明はありませんでしたが、これまでに多額の投資を行ってきて、そして
皆さんが利用していく中、また
店舗等も
行政側が設置しているのでしょうから、その
店舗の設置、
使用料等で今まで収入がどれくらいあったのかを出してください。
○
武安まちなみ企画課長
これまでの収入は、お
部屋ラボ広場の
使用料と、
広場のネーミングライツが主な収入となっております。
○
野尻委員
収入に関する資料の提供をお願いします。
○
田島委員長
ほかに
質問等はありませんか。
○
板倉委員
仮設店舗の設置と
広場の貸出しは、セットでないと貸し出していないのか、完全に別々のものなのか説明してください。また、
仮設店舗の
出店応募の内容について、市内の業者に限るのかそうでないのか。どの範囲まで含めるのか、その辺の説明をお願いします。
○
武安まちなみ企画課長
仮設店舗と
広場の貸出しは別件となっております。
仮設店舗中にお店を構えられている業者は、
飲食関係や物販の業者が主となっております。
その方たちは
広場の貸出しとは別に、
仮設店舗の中で営業を行うこととなっておりますので、
仮設店舗以外の
広場部分の利用につきましては、
広場で
イベントを開催される
団体等が借りる流れとなっております。
また、
仮設店舗の設置に関する今後の
方向性につきましては、今回の
社会実験において、
仮設店舗を設置することで日常の
来場者が増える傾向がつかめました。実際に、お
部屋ラボ祝祭の
広場を通りがかった人が、
仮設店舗で出店されているお店を見つけて立ち寄ってみたり、
仮設店舗で出店されている業者がSNSなど用いて
店舗の宣伝を行っているといったことがなされており、これらは、
民間活力によってお
部屋ラボ祝祭の
広場の
にぎわいが一部増進されたと考えております。
ただし、これまでに
仮設店舗に出店いただいた業者の
売上げ等につきましては、業種によってまちまちとなっております。これまでの出店による
売上げが最も高い傾向にあったのが
ラーメン屋でしたが、本市内の
有名店舗が新作の
ラーメンを提供するという
イベント色の強い
販売方法を取っておりまして、
日替りで取扱う
ラーメンが替わる形態でした。
なお、1回目の出店時の
売上げが高かったことから、再度
仮設店舗で出店いただいておりましたが、2回目の
売上げが思うように伸びなかったことから、
ラーメン屋については2回で出店を終えております。
そのほか、
出店者によっては、
従業員を3、4人用意して販売されている業者もあれば、1人で
販売業務を行っていた業者もあり、
売上げや
利益率といった観点からは、
出店者からするともうかっているとは感じていないような状況でした。
今後につきましては、お
部屋ラボ祝祭の
広場周辺の
民間開発等の動向も確認しつつ、どういった業態がいいのか、
来場者アンケートで求められている
カフェなどの
店舗という点に対して、実際に出店されているのが
飲食店や
物販業者といったギャップも感じておりますので、もう少し
出店者等の御意見も聞きながら、今後、検証を深めていきたいと考えております。
○
板倉委員
広場を利用する
イベントに対して、一緒に
仮設店舗も使いませんかといったような形で、
イベントと
仮設店舗を合わせて貸し出すことを優先する考えも必要だと思います。
広場と
仮設店舗の利用を別々にしていると、
広場全体で見ると中途半端な
使い方になるのではと懸念しています。試行的に、今後、
広場で
イベントを開催する方に、一緒に
仮設店舗も使いませんかと、
イベントと
関連付けで
広場を活用してもらえるような
公募方法を検討する必要があると思います。
先ほど説明のあった
ラーメン屋のように、
来場者に対してアピールするためにという考えを持たれている
出店者や業者も多いと思います。例えば、
広場の
仮設店舗に中津市の名物の唐揚を出店して売れたら、大分市では売り上げが期待できると見込んで新しく
店舗を構えることも考えられます。その結果、
中心部の
空き店舗が少なくなるし、
販売業者自体も
活性化していく。このような考えで、
中心市街地全体の商業に関連し得る
公募方法について、今後、試験的に必要ではないかと思いますので、その点を前向きに検討していただくように要望しておきます。
○
武安まちなみ企画課長
本来、我々としては、
イベント開催と
仮設店舗の2点を連携し、
相乗効果で
市街地中心部の
にぎわいを盛り上げていただきたいと考えておりました。実際には、成功した事例もございますが、現在、
新型コロナウイルス感染症対策の観点から、
イベント開催時に
広場内やその周辺に
仕切りを設置しております。
イベントによっては、この
仕切りが
広場と
店舗との行き来ができないような設置をされていた等、うまく連携が図れなかった事例もございますので、今後の
検証課題として、しっかり考えていきたいと思っております。
また、御指摘にもありましたように、
仮設店舗への
出店者の中には本市の
市街地中心部で出店した場合、どの程度売れるのかという旨の
マーケティング調査やリサーチの目的で出店された
出店者もいらっしゃいました。以前、出店されていた
パン屋は、今後、
大分オーパの施設内でお店を展開するような方向になっているとの話もお聞きしております。
○
田島委員長
ほかに
質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
田島委員長
次に、新たな
モビリティサービス事業について
執行部の説明を求めます。
○
橋本都市計画部次長兼都市
交通対策課長
お手元の
事務事業評価の資料で御説明いたしますが、そのほかの資料といたしまして、
グリーンスローモビリティと
自動運転の
実験運行のパンフレットもおつけしておりますので、後ほど御覧ください。
はじめに、1、本
事業の目的についてですが、
高齢者などの
移動困難者の支援や
過疎地域における
移動手段の確保、
ドライバー不足への対応など、
地域公共交通が抱える
課題解決に向けた取組といたしまして、
グリーンスローモビリティの
実験運行や
自動運転車両の
活用方法を調査し、新たな
モビリティサービスの創出を目指すこととしております。
2、背景の(1)、
地域公共交通が抱える課題についてですが、上段2つのグラフから分かりますように、路線バスにおきましては、平成29年度から令和2年度の4年間で27人、タクシーにおきましては平成28年度から令和2年度の5年間で422人のドライバーが減少していることから、運転手不足が課題となっております。
また、左下のグラフはバスの乗車人員数と運転キロ数の推移を表にしたものですが、ともに減少傾向にあり、令和2年度は
新型コロナウイルス感染症の影響により乗車人員がさらに大きく落ち込んでおります。
右下のグラフは、本市の運転免許自主返納者数の推移を表したものですが、令和元年度以降、免許返納者は年間2,000人を超えており、公共
交通の潜在的な
ニーズが高まることが予想され、運転免許返納後の
移動手段の確保が課題となっています。
資料右側、2、地域まちづくりビジョンにおける提言におきましては、市内13地区全てで移動に関する提言を頂いております。
続きまして、資料2ページを御覧ください。
グリーンスローモビリティの
実験運行につきまして御説明いたします。
1、概要についてですが、
過疎地域である野津原地域や佐賀関地域、市域内
過疎地域を有する大南地域におきまして、民間の
交通サービスが届きにくいエリアでの日常生活や観光での移動支援といたしまして、
グリーンスローモビリティの実験を実施しております。
2、運行内容につきましては、(1)、運行区間といたしまして、資料3ページに令和2年度から今年7月末時点までの
実験運行区間を記載しております。
(2)、運行日についてですが、平日は主に地域の方々の日常利用として野津原地域、佐賀関地域、大南地域を運行しており、土日及び祝日は
イベント利用として本市が関与する
イベントで運行を行っております。
(3)、実験のポイントといたしましては、フリー乗降やパターンダイヤ、拠点間の移動、地域内の移動など、地域が抱える課題の解決に向けた運行について調査を行っております。
3、運行実績についてですが、(1)、日常利用の実績について、資料3ページを御覧ください。昨年度は野津原地域で845人、佐賀関地域で3,623人の方に御利用いただきました。本年度は7月末時点で野津原地域602人、佐賀関地域2,228人、大南地域600人の方に御利用いただいております。
ここで、資料の2ページを御覧ください。
(2)、
イベント利用実績につきましては、過去3回の
イベントで279名の方に御利用いただいております。
4、
利用者アンケートの結果についてですが、毎年8月の数日間に行っております乗り込み調査の結果では、上段のグラフのとおり、
利用者の8割以上が運行地域の住民であり、また、両地域ともに70歳以上の方が
利用者の6割を超えております。
左下のグラフ、利用目的の野津原地域では、乗ることが目的、買物、暮らしの用事の順となっており、佐賀関地域では買物、暮らしの用事、通院の順となっています。
右下のグラフは、「
グリーンスローモビリティが地域に必要な乗り物か」の質問では、両地域ともに8割を超える方が地域に必要な乗り物と答えております。
5、これまでの調査結果についてですが、
利用者は
高齢者が多く、外出促進や地域コミュニティーの育成に効果が見られ、フリー乗降やパターンダイヤによる利便性向上、道の駅や関あじ関さば館などへの観光利用も見られております。
6、今後の取組についてですが、
グリーンスローモビリティが運行地域に根づいたモビリティーとなるよう、引き続き調査を進めてまいります。
次に、資料4ページを御覧ください。
自動運転の
実験運行について御説明いたします。
1、概要についてですが、本市では群馬大学の技術提供によりまして
実験運行を実施するとともに、国、大分県、
交通事業者などによって構成される
自動運転のあり方検討会議において、実験の内容や結果、国や他地域の動向など
自動運転に関する調査を進めており、調査結果は本市ホームページで公表しております。
2、運行実績につきましては、資料5ページを御覧下さい。
平成29年度から令和3年度までに7回実験を行っており、合計6,296名の方に御乗車いただいております。
ここで、資料4ページにお戻りください。
資料左下、3、
自動運転のあり方検討会議についてですが、
自動運転に関する勉強会として平成30年度に設置し、
自動運転を公共
交通に導入する場合に想定される課題の抽出や、
自動運転車両の活用が期待されるフィールドの調査などを進めております。
(1)、
自動運転に対する
考え方ですが、令和3年度に
中心市街地の一般公道で遠隔監視による運転席無人の
実験運行を行ったところであり、社会実装に向けて、より高度な
自動運転の実現が必要とされております。
右側の(2)、公共
交通に導入する場合に想定される課題の整理を御覧ください。同会議では、実験結果や国内の先進事例を基に、障害物の認識精度の向上など、自動走行の制御技術に関することや、車椅子
利用者など体の不自由な人への対応、
自動運転を公共
交通に導入する場合に想定される課題の整理を行っております。
4、今後の取組についてですが、一人のドライバーが複数の車両の運行を行う遠隔監視システムの実用化を目指すとともに、技術革新の進展や国の制度改正など、様々な
課題解決に向けた検討を進めることとしております。
最後に、3、新たな
モビリティサービスの
可能性調査について御説明いたします。
資料6ページを御覧ください。
1、概要についてですが、本市では
グリーンスローモビリティや
自動運転など多様なモビリティーを活用し、地域内の
課題解決に向けた取組を進めつつ、広域的な移動の利便性向上や観光、誘客の促進などを図るため、新たな
モビリティサービスに関する
可能性調査も行っているところでございます。
2、調査内容についてですが、
交通、観光面などの課題整理や地域
課題解決に資する新たな
モビリティサービス、最新動向などについて調査をいたしました。
3、主な調査結果といたしましては、大分空港や港などの広域
交通拠点からのアクセス改善や
交通渋滞の解消、観光地間の周遊性の向上など、移動需要に応じた中・長距離で利用可能なモビリティーの検討が必要でありますことから、各種
モビリティサービスを比較した結果、導入時に大きなインフラ整備を必要としない空飛ぶクルマが有望であるとの提案がありました。
本市の観光地としての魅力向上、九州の東の玄関口としての拠点性強化、
交通不便地域の解消などの効果が期待される一方で、空飛ぶクルマの導入に当たっての検討課題といたしましては、
事業者の誘致や離発着場の設置、市民の受容性の調査、機運の醸成、機体の開発、法整備などが挙げられております。
また、資料の右側には、本年7月13日にのつはる天空
広場で行いました、一般社団法人MASC主催の試験飛行並びにお
部屋ラボ祝祭の
広場での機体展示の概要を記載しております。試験飛行には建設常任
委員の皆様にもお忙しい中お越しいただき、誠にありがとうございました。
○
田島委員長
ただいまの
執行部の説明及び資料について、
委員の
皆さんから
質問等はありませんか。
○
橋本委員
空飛ぶクルマの名称の定義を教えてください。一般的な車ではないように思えます。
○
橋本都市計画部次長兼都市
交通対策課長
御指摘のとおり実際には車ではありませんが、ある国内のコンサルタントが一般人向けに分かりやすい名称として、空飛ぶクルマの名称を使用した経緯がございます。その後、国においても国民にとって分かりやすく、身近に感じるであろうという観点から、空飛ぶクルマの名称を使い始めたと聞いています。世界的にはeVTOLと呼ばれており、和訳すると電動垂直離着陸機という名称ですが、日本人にとってなじみやすくするために空飛ぶクルマの名称を用いていると伺っております。
○
橋本委員
先日の空飛ぶクルマの飛行実験に関して、本市は何らかの費用負担をしましたか。
○
橋本都市計画部次長兼都市
交通対策課長
本市としては、試験飛行会場周辺整備に係る経費を負担しておりますが、試験飛行自体に発生する経費は、主催者の一般社団法人MASCが全て負担しております。
○
田島委員長
ほかに
質問等はありませんか。